ICTSC2026 一次予選 問題解説: 問24
問24
以下のうちホスト用アドレスとして適切でないものを選びなさい。
選択肢(択一選択)
- 10.255.31.255/19
- 192.168.10.0/22
- 172.21.3.100/20
- 100.254.193.93/31
正解
1
解説
IPv4アドレスがホスト用として使えるかどうかは、10進数表記の最後のオクテットが0や255かどうかだけでは判断できない。プレフィックス長からホスト部の範囲を求め、そのビット列に基づいて判断する。
通常のサブネットでは、ホスト部がすべて0のアドレスはネットワークアドレス、すべて1のアドレスはブロードキャストアドレスとなり、ホストに割り当てることはできない。
ただし、ポイントツーポイントリンクで使用する/31は例外的に扱う必要がある。
各選択肢の判定は以下の通りである。
| 選択肢 | 判定の根拠 | ホスト用としての利用 |
|---|---|---|
| 1 | 10.255.31.255/19が属するサブネットの範囲は10.255.0.0~10.255.31.255である。指定されたアドレスはホスト部がすべて1のブロードキャストアドレスに当たる。 |
不可 |
| 2 | 192.168.10.0/22が属するサブネットの範囲は192.168.8.0~192.168.11.255である。10進数表記で末尾は0だが、ネットワークアドレスでもブロードキャストアドレスでもない。 |
可 |
| 3 | 172.21.3.100/20が属するサブネットの範囲は172.21.0.0~172.21.15.255であり、ネットワークアドレスでもブロードキャストアドレスでもない。 |
可 |
| 4 | 100.254.193.93/31が属するサブネットには100.254.193.92と100.254.193.93の2つのアドレスがあり、ポイントツーポイントリンクでは両方をホスト用に使用できる。 |
可 |
選択肢4のような/31のサブネットの扱いはRFC 3021で定められている。/31ではホスト部が1ビットとなるが、ポイントツーポイントリンクでは0と1の両方を両端のホスト用アドレスとして扱う。
したがって、ホスト用アドレスとして適切でないものは 1 である。